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適格消費者団体 公益社団法人 全国消費生活相談員協会

クレジットカードのスキミング

金融・保険・クレジット(医療保険 クレジットカード 情報商材 利殖)

クレジットカードのスキミング

例
2週間前にクレジットカード会社から届いた請求書に、使った覚えが無いホテルや飲食店の利用代金十数万円が含まれているのに気付いた。クレジットカードカードは財布にあったので。すぐに連絡して状況を説明したが、「家族に貸したことはないか」とか、「置き忘れたことはないか」などと言われ、「カードを家族に貸したことは無いし、管理はきちんとしていた」と説明したところ、調査をするとの返事だったが、クレジットカードの情報が抜き取られたのではないかと思っているので、使っていない代金は支払いたくない

アドバイス

カード情報がスキミングされた可能性があります

・スキミングとは、他人のクレジットカードやデビットカード、キャッシュカードから情報を不正に抜き取る行為です。抜き取られた情報を基に作成された偽造カードで、不正にショッピングで使われたり、現金を引き出されたりします。
・接触型カードは、カードに組み込まれたICチップ(または磁気ストライプ)と読み取り装置を直接接触させ、情報の読み書きが実行されるカードです。直接接触する必要があるため、簡単にはスキミングを実行できません。
非接触型カードは、カード内臓されているアンテナを用いて読み取り装置から発生する電磁波を受信し、情報の読み書きを実行するカードです。主に電子マネーカードに利用されていますが、一部のクレジットカードにもあります。
・スキミングされると簡単に偽造カードを作られてしまいますので、常にクレジットカードの利用情報等をチェックし早めに気が付くことが大切です。

ワンポイント

クレジットカードは借り物?!

・クレジットカードの約款には、カードはカード会社が会員(消費者)に貸与したもので、所有権はカード会社にあると規定しています。会員は管理者のとして注意を持ってカードを管理する義務があり、人に貸したり使わせたりすることは禁止されています。
・カードの紛失・盗難・偽造の際には、一定の条件を満たした場合に限り、カード会社が会員の損害を補てんします。会員がカードの約款上の義務に違反した場合は、補てんの対象外です。
クレジットカードは十分注意して管理しましょう。