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適格消費者団体 公益社団法人 全国消費生活相談員協会

英会話学校が倒産!クレジット契約はどうなる?

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英会話学校が倒産!クレジット契約はどうなる?

例
通っていた英会話スクールの受講ポイントの有効期限が切れそうになった。延長を依頼したが聞いてもらえず、新たにポイントを追加購入すれば残っているポイントの有効期限が延ばせると言われて、追加分約30万円をクレジットで購入した。その後、数回通っただけでスクールが閉鎖され事業者は倒産した。
最初の契約分は現金で支払っている。未受講ポイントがたくさんあるので、返金してほしい。

アドバイス

事業者が倒産した場合、現金で払った受講料の返金は困難です

・事業者に財産が残っていないので返金されることはありません。

クレジット会社に対する抗弁

・2ヶ月以上にわたり3回以上の分割で支払っている場合は、破産前であればスクールに債務不履行解除する通知をした上で、クレジット会社に今後の支払を拒否することができます。これを「支払い停止の抗弁権」と言います。
・すでに支払った金額より多く受講している場合は、その差額をクレジット会社へ支払わなければなりません。
・また、クレジット支払額のほうが多い場合は、本来であれば、販売会社から返金されるはずですが、倒産の場合は、返金される可能性はほとんどありません。クレジット会社に返金を求めることは現状の法律ではできません。

継続的役務契約する時の注意

・語学学校やエステなど、サービス契約の品質は受けてみないとわかりません。
長期にわたる契約を勧められる場合がありますが、事業者が倒産したり、自分の都合で通えなくなる場合があるので、長期の契約は避けることが賢明です。

ワンポイント

サービス契約を途中でやめたくなった場合

特定商取引法では、エステ、語学教室、家庭教師、学習塾、パソコン教室、結婚相手紹介サービス、美容医療の7つの取引を特定継続的役務提供として指定しています。これらの取引は、一定の解約料を支払うことにより中途解約ができます。