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適格消費者団体 公益社団法人 全国消費生活相談員協会

ネット通販で購入したブランドのコートが偽物だった!

情報通信サービス(ネットショッピング・ネットオークション他)

ネット通販で購入したブランドのコートが偽物だった!

例
スマートフォンの海外ブランドのネット通販ショップで、婦人コートを通常価格の半額以下で売っていたので、クレジットカードで購入した。しかし、届いた商品は生地が薄く、縫製が雑だった。素材を確かめようとしたら、メーカー名、素材、サイズを表示するタグもなく、明らかに偽物と思う。ホームページに「輸入品のため返品は不可」と分りにくい場所に表示があり、注文時には気がつかなかった。返品したい。

アドバイス

インターネット通販で、ブランド品を扱う事業者の信用性

・インターネットで海外ブランド名を検索すると多数のインターネット通販業者が表示されますが、販売業者の信用性はわかりません。

・並行輸入の販売業者もいますが、模倣品を販売している販売業者も多数います。中には、海外ブランドのホームページと間違えるようなサイトもあります。また、日本語で書かれているサイトでも、実際の運営者は海外の販売業者の場合もあるので注意が必要です。

トラブルにあわないために!

・通信販売の広告表示には、特定商取引法上の記載事項が定められています。販売業者の所在地、連絡先、商品到着までの期間、配送方法、返品条件などについて記載されているか、また、日本語が不自然であるといった不審な点がないか確認しましょう。

・申し込み時の確認画面、広告表示を保存(プリントアウト)しておくと、後のトラブル時には参考になります。

・現金での前払いはリスクがあります。後払い、代引き配達、クレジットカード決済など複数の支払い方法が可能な販売業者を選択したり、エスクローサービスなどを利用しましょう。

・通常の販売価格とあまりにもかけ離れて安い場合は、偽物の可能性があります。安さにつられないようにしましょう。

・もしトラブルになり、クレジットカード決済をしていたら、クレジットカード会社に申し入れしましょう。また、地元の消費生活センターに相談しましょう。

ワンポイント

通信販売は特定商取引法で規制されています
・通信販売にはクーリング・オフ制度はありません。
・返品・交換の条件について、わかりやすく記載する必要があります。
・返品について記載がない場合は、商品到着後8日以内は返品が可能です。

国民生活センター「越境消費者センター(CCJ)」
・相談者ご本人が海外事業者とのトラブルを自主的に解決するためのアドバイス等を提供
しています。また、複数ヵ国の海外の窓口機関と連携しており、必要に応じて連携のある国の機関を通じて相手国事業者に相談内容を伝達するなどしてトラブル解決のお手伝いをします。
越境消費者センター(CCJ)|国民生活センター (kokusen.go.jp)
・CCJホームページからチャットで相談もできます。チャットで相談するはこちら
ご相談受付|越境消費者センター(CCJ)|国民生活センター

偽物トラブル・情報窓口 「一般社団法人ユニオン・デ・ファブリカン」
・活動目的は、会員メーカーの知的財産権を保護するとともに、一般消費者の利益を守ることです。活動の中心は、国内に流通する偽造品・不正商品の排除です。
一般社団法人ユニオン・デ・ファブリカン